①ジョブ型就職
就社から就職へ。自社はどう適応するか?
終身雇用が維持できない構造への変化が始まり、日本型のメンバーシップ雇用と欧米型のジョブ型雇用(職務等限定)の共存が進みます。それを受けて若年層は、会社に入る考えから、職に就く考えにシフトし、セカンドキャリアの設計や、転職が良いことのような風潮すら蔓延しています。企業としても、人材への期待役割の設計、育成方法や人事制度の適応が必要になります。転職者視点では、一言で転職と言っても、条件を求めてのWLB転職と、成長を求めてのCAREER転職に分かれてきています。中小企業にとっても、様々な志向に対応できる柔軟な雇用体系の整備、多方面からの魅力ある会社づくりが問われそうです。
②インターンシップ
2022採用から、中小企業も本格対応
3年生の夏の1~2Weekインターンシップと秋冬の1 Dayインターンシップが急増しています。(2022は、コロナと休校の影響で、夏の長期インターンシップは短縮化されそうです。)いずれにしましても、中小企業の苦労は早い時期に会っても、約2年もの期間を入社までつないでいけるかどうかです。インターンシップからの採用へつながる可能性は10~20%で、 決して高いものではありません。ところがインターンシップが主戦場になると参入せざるを得ない状況になります。多数のリクルーターの導入ができない中小企業にとっては、いかに魅力的なインターンシップを企画するか、 長い期間の採用活動をいかに継続するかが大きな課題になっています。
③オンライン採用
中小こそWeb力強化。リアルとオンラインの併用へ
コロナによって様々な採用手法へのチャレンジが一気に始まりました。オンライン会社説明会やオンライン面接がその代表格です。オンラインのメリットは実際に移動することなく、効率的に、幅広い応募者とつながることですが、一方で人物重視の中小企業にとっては、双方の気持ちが伝わりにくいことは弱点です。中小企業のオンラインノウハウはこれからです。苦手意識を克服したチャレンジが成功につながります。その第一歩として、 Webコンテンツの作成、エントリーシートや適性検査の Web 化、採用管理のWeb化など、直接会うまでに、応募者を魅力付けしたり、的確に人材を探し出したり、一歩先を行く、新手法で採用を成功させていきましょう。