①オンライン採用の課題
オンライン採用には一長一短がありますが、多くの企業では魅力付けがしにくいとか、人材の見極めがしにくいなどの課題が出ています。2021の採用活動を通して、一気にオンライン化が進み、まだまだコンテンツが未開拓の状態であるため、Webコンテンツの開発を行うことで採用成果につなげていく方法に注目が集まっています。
②オンライン採用の弊害
オンライン採用の課題は学生が持つイメージと現実とのギャップです。そのため内定後、入社までに就業意識や会社理解や自己理解の徹底が必要です。また、採用段階での希薄な人間関係も心配されます。2022採用は、入社後もテレワークや、ジョブ型雇用によって、社員と会社の関係も大きく変わってくる転機となります。新しい双方の価値観が模索される採用活動となるでしょう。
③巣ごもり就活
オンライン採用が一般化するにつれて、寒い時期から暑い時期にかけて、慣れないスーツを着て、合同説明会や会社説明会に走り回る就職活動から、ネットショッピングのように自宅から企業セレクトする就活が定着するかもしれません。でもネットのように返品はできません。就活は学生を大きく成長させる機会ですが、幼いまま社会に出る新社会人が増えそうです。
④新たな就職観
中小・中堅企業は、組織風土と人柄や、志望の強さをマッチングのポイントとして重視する傾向が強いのですが、これらも学生の志向に合わせて変化していくでしょう。ジョブ型ですと就社よりも就職の志向への対応でしょうし、働き方もテレワークやワーケーションの可能性や、フレックスタイムでの安心出勤、週休3日制など、企業の対応も就職先選択のポイントになっていくのでしょうか?